糖尿病の治療の方法3WAY

糖尿病における治療の目的は、血糖、血圧、血清脂質、体重などをコントロールすることにより、合併症の発症および進行を阻止し、健康な人と変わらない日常生活の質の維持、健康な人と変わらない寿命を全うすることである。
治療は、まず食事療法と運動療法を中心に行うが、良好に血糖値がコントロールできない場合には薬物療法を併用する。食事療法は糖尿病のタイプ (1型糖尿病や2型糖尿病など )にかかわらず、糖尿病の治療において基本となる治療方法。糖尿病の食事療法では、食べてはいけない食品があるわけではなく何を食べてもいいのだが、適正なエネルギー量を適正な栄養バランスで適正な時間に摂取することが重要になる。
食事療法とともに、糖尿病治療において基本となる運動療法は、運動によって、ブドウ糖や脂肪酸の体内での利用が促進されて血糖値を低下させたり、インスリン抵抗性を改善したりすることが知られている。

糖尿病の薬物療法には、経口血糖降下薬とインスリン注射がある。1型糖尿病ではインスリン注射が不可欠だが、2型糖尿病では食事療法や運動療法を行っても血糖値が高い状態が改善されない場合は、まずは経口血糖降下薬を服用する。
食事療法は血糖の上昇に直接係ってくるため、特に重要である。 糖尿病の食事療法は特別な食事があるわけでなく、一日の摂取エネルギーを守り、過剰な摂取を避け、栄養素をバランスよくとる事が大切。
バランスのよい食事とは主食 (ご飯やパンなどの穀物類で主に糖質類を含む食品)主菜 (献立の中心となるおかず、魚や肉などのたんぱく質、脂質を含む料理) 副菜 (野菜や海草、きのこ類の料理)を組み合わせた食事である。１日3食、このような食事を組み合わせて、なおかつカルシウム源となる牛乳、乳製品および、果物を適量摂るように心掛ける必要があるのだ。



3種の治療法 +1

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